日記
2017年10月04日(水) IQOSを吸うようやく平常営業に戻り、来年用の書き下ろしを書いている。休むと、リスタートするのに一苦労するのは、今も昔も変わらない。だから、休むのいやなんです。 この一か月ほど、喫煙するたびに、喉の粘膜をやられていたことと、仕事部屋で受動喫煙をつづけているりゅうが心配になって、電子タバコ「アイコス」に変えている。 2017年10月10日(火) 『ときめき淫ストール』発売新刊『ときめき淫ストール』(双葉文庫)が12日に発売されます。霧原にしては珍しく、主人公は30歳の童貞君です。彼は仕事で、名古屋、高知、札幌と各地を転々としつつ、女を知り、成長していくのですが……。 日刊ゲンダイに連載したものを、ふくらませたものです。しかし、この帯がすごい。 『頭で考えるな! 亀頭で感じろ!』 いや、よくわかるのですが、「頭」がかかっているとはいえ、「亀頭」なんて言葉を帯で使っていいんだろうかと、心配になって、編集さんに確かめてしまいましたよ。攻めてるなあ。 ときめき淫ストール (双葉文庫) 霧原 一輝 http://amzn.asia/dMTq5QK 先日は、雨でスライドした「鎌倉薪能」に行ってきました。叢雲から顔を出す月と、薪の煙と秋の虫の「リーリー」という鳴き声のなかで観る能と狂言は開放感があって、風情がありましたね。 2017年10月18日(水) りゅうの目薬寒いし、雨は降り続くし……そんななかで、琉球朝顔がまだ咲き続けている。寒しだろうし、もう無理して咲かなくていいよ、と言ってるのに、青紫の花を咲かせ続ける琉球朝顔が、けなげでならない。りゅうの目が爛れたので、獣医に行ったら、傷がついていて化膿しているという診断だった。しかし、診察台にあげたら、りゅうが吼えまくって恥ずかしかった。 とてもキュートな女子のアシスタントにあんなにぎゅっと胸のなかに抱きしめられているのに、吼えまくるこいつの気持ちがわからない。 最低な奴。 で、それから私の悪戦苦闘がはじまった。目薬を注せというのだ。 無理だな、と思ったが、やはり無理だった。 過去形にしたのは、最近になってようやく点眼できるようになったからだ。 左手で首輪をつかみ、右手でりゅうの上瞼をあげつつ、目薬を落とす。 神業に近い。 今なら、犬に点眼する選手権に出たら、優勝できると思う。 2017年10月26日(木) ひたすら書くひたすら、書いております。明日はひさしぶりの麻雀の定例会。 楽しもうと思う。 りゅうの目は、欠かさぬ点眼が功を奏して、すっかり澄んだ目になった。最近は遠くまで歩けなくて、海岸まで行けない。
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