日記
2010年11月03日(水) 月が替わったあっという間に月が替わり11月に。昨夜、午前4時にりゅうが吠えるので庭に出たら、東の空に笑った口のような形をした月齢25日の月が出ていた。 三日月より少し太った月が寝そべるように東の山の端に浮かんでいた。 正式な三日月とは反対方向の弧を描いているためか、あるいは夕方でないためか、すごく違和感を覚えた。広義にとれば、三日月と言えなくもないのだが・・。 あと数日で新月を迎えて、ぐるっと一周することになる。この一カ月、月の満ち欠けを観察してきたが、クリアな月を拝めたのは半分もなかった。これほど雲が憎たらしいと思ったことはなかった。いつもは、自由に形を変える雲は大好きなのだけれだ。 思った以上に月って人見知りらしい。まあ、その奥ゆかさがいいのだろう。 その全貌を簡単につかめたら、つまらない。 日曜日に連載を書き、他の日には書き下ろしというパターンを続けている。これはある作家に教えてもらったやり方で、リズムがつかめていい。 今週の土曜日(6日)から、夕刊紙「日刊現代」で毎週土曜日連載が始まります。タイトルは『湯けむりの女』。12月いっぱいまでの短い連載ですが、駅で見かけたらぜひ。 2010年11月09日(火) 流れ星今夜はペーパームーンみたいに美しい三日月だった。愛犬りゅうと一緒に月を見ながらの散歩。西の空にかかっていた三日月が雲に隠れたことがあった。 あれ、どこにいったのだろうと、西の空を眺めていると、黄色いものが上から下にかけてスーッと流れた。 流星があんなにきれいに流れるのを見たのは、ほんとひさしぶり。 なんだか夢の世界にいるようだった。 その昂奮を伝えたくて、ついつい書いてしまった。 仕事はラストスパートをかけているところ。あと五日、地獄の日々になりそう。 2010年11月16日(火) 終わったこの4ヶ月ほどのタイトな仕事がようやく一段落ついた。気が抜けかけている。 といっても、また12月からは過密スケジュールが待っている。仕事の戻るのがいやになるのが怖いから、連載の書き溜めやプロットは作るのだけれど。 しばらくはエネルギーを蓄えながらのろのろ運転。 「日刊ゲンダイ」の土曜日連載始まっています。 2010年11月23日(火) 「回春もの」ちょっとだけ遊んで気分転換。その後、のんびりとまではいかないけれど、10数枚ずつ書きながら、三つの連載を書いています。『かわいい嫁』(二見文庫)の見本が届き、どんなものかと読み始めたらとまらなくなりましたね。自分が書いているのに(笑)。 「特選小説」1月号に『蜜のしたたる宿』第4話「愛人の掟」が掲載されています。緋襦袢が艶かしいですよ。 「特選小説」の本の紹介のコーナーで、永田守弘先生が、官能小説界でも「回春もの」が多くなっているとコラムに書かれています。週刊誌でも回春を扱う記事が増え、「官能小説が現実を牽引することもままある」とまで書かれていて、うれしかったですね。
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