2017年09月05日(火) 日刊ゲンダイ連載開始 4日から、夕刊紙日刊ゲンダイで『女性専科 何でもヤリます』の連載がはじまっています。土日祝祭日を除いた毎日掲載で、年末までつづきます。 『よろづ屋』に勤める新人何でも屋35歳が、自信を失ったセックスを回復していく話です。 楽しく書ければと思っています。よろしくお願いいたします。 また、同作品は一週間まとめて、双葉WEBで連載されます。これは、9月21日にはじまる予定です。 http://www.futabasha.co.jp/wm/ 仕事は今、書き下ろしを終えたところ。11月発売のもので、残りひとつは新装版なので、これで、今年出版される書き下ろしは、すべて書き終えたことになる。 早いですね。まだ、9月頭なのに。 今月は、21日に「特選」の短編『高山の夜』と、26日に二見で新作長編『催淫気功 その気にさせて』が出ます。 月刊霧原を律儀に守っています。ついてきてくださいね。 今日は夕方から「モンゴル料理」を食べに上京する予定。羊肉が好きなので、期待しています。 先日は新宿の「わらやき屋」で土佐料理を。同じ版元と、もう3年つづけて通っている。ここの、あぶりカツオとハチキン地鶏、たまらないです。
2017年09月13日(水) 真っ白になった 特選小説増刊号『官能小説【藍】』に短編「愛人の躾け」が再録されています。また、人妻特集で『息子の嫁の艶姿』(二見)が取り上げられています。選んでくれた早瀬真人氏、ありがとうございます。 この一週間、遅い夏休みを取らせてもらっています。新聞連載以外、何も書いていない。ソファに横になって読書したり、映画見たりしてると、知らないうちに眠りに落ちてしまう(笑)。なあんもしていないから、多分、2キロくらい太ってる。 しかし、先日はひさしぶりに頭が真っ白になった。 上京して、東海道線の最終に乗り遅れ、仕方ないので、京浜東北線で大船まで来て、タクシーで辻堂に。で、お金を払おうとしたら、な、なんと財布がない。 「しまった、落とした!」 どこで? やっぱり、あそこだろうな――様々な思いが脳裏を駆け巡り、わなわなして、頭が真っ白。 運転手さんに事情を話そうとしても、言葉が出てこない。 まずは、この3千いくらという料金をどうしたらいいのだろう? 家には金が置いていない。カード類も免許証もすべてが落とした財布に。 そこで、ふと車に、もしものときのお金を隠してあるのに気づいた。 「おおう、すごいぞ、俺」って感じで、料金を払う。タクシーの運ちゃんが「大船駅にすぐに連絡とったほうがいいですよ」と親切にアドバイスを。 で、104で大船駅の電話番号訊いたら、「大船駅の電話はありません」って。 その代わり、落し物の連絡先を教えてもらい、電話したものの、深夜はやってないらしく。 不安な一夜を過ごし、翌朝、電話したら、ありましたよ。大船駅に。 運が良かった。乗った電車が最終で、しかも、大船止まりだったから。座席に座っている間に、ズボンの後ろポケットに入れておいた財布が徐々に出てしまったんだろうな。終点であわてて立ちあがったときに、財布が座席に残されたんだろう。でも、終点だったから、乗客も降りて、車庫に入る前に駅員さんが見回ったときに、発見されたみたい。 教訓――ズボンの後ろポケットには財布を入れるな。 そして、財布にはカード類は入れるな。必要最低限のお金だけを入れるべきだ。 いちばん怖いのは、カード類だからね。 今日長編のゲラが来たので、明日からまたぼちぼちはじめる予定です。
2017年09月23日(土) ひとり旅 40枚の短編「高山の夜」が特選小説11月号に掲載されています。 飛騨高山祭を舞台にした、官能作家と人妻の一夜のアバンチュールを描いています。6月だったか、ふいに思い立って、バスツアーで高山祭にひとりで出かけたのですが、そこで、なぜかひとり旅をしている人妻と知り合って、その体験談をもとに書いています。 残念ながら、「一線」は越えておりません。 また、双葉WEBで、ただ今、日刊ゲンダイに連載中の『女性専科・何でもヤリます』の掲載が、21日からはじまりました。 無料ですので、時間つぶしに。ちなみに、表紙の金本画伯のイラストは、「お受験スーツ」です。 明日は、八尾の「おわら」を観に出かける予定。本来の「おわら風の盆」は混みすぎていていけないので、あるツアー会社が主催する「おわら月の盆」。 ずっと観たかった踊りなので、ようやく行けるって感じ。 『風の盆恋唄』(高橋治作)、最高ですよね。 これもまた、ひとり旅というのがつらい(笑)。 また、26日には新刊が出ます。そちらもよろしくお願いいたします。 『催淫気功 その気にさせて 』(二見文庫) http://amzn.asia/csJ9hHp
2017年09月26日(火) 『催淫気功 その気にさせて』発売 新刊が今日発売されました。 催淫気功 その気にさせて (二見文庫) 霧原 一輝 http://amzn.asia/g7QrvYZ 気功教室に通っていた主人公が、「手当て」によって淫気を送り込むことを習得し、自分を陥れた会社のOLたちをめろめろにさせていくという痛快な話です。 気功と言うより「妄想力」に重きを置いています。 楽しく読めると思います。ぜひ手に取ってくださいませ。 越中八尾のおわら月の盆に行ってきた。 期待感が強いだけに、もし失望したら、と思っていたのですが――。 良かった。想像通りでした。 坂のあるぼんぼりだけの石畳の細い道を、少しずづ近づいてくるあの到来感。 静かだけど、イキなんですね。細長い三日月みたいな編み笠でまったく顔が見えないところが、想像力をかきたてられる。 動と静の繰り返しなんだけど、胡弓つかったりと、あれを考えた人は、天才だと思いますよ。 ちなみに、H町の先頭で躍っていた彼女、私が見る限り一番の踊り手なのですが、帰宅してyoutubeで調べたら、編み笠なしで彼女が躍っている映像がアップされてて……美人でしたね、やっぱり。うん、良かった(笑)。 後ろで踊っていた彼女と似てたから、多分、姉妹ですね。ううん、姉妹か……。 しかし、おわら観てたときに、道の向こうでずっとお喋りをつづけていた、名古屋から(懐かしい名古屋弁つかってた)来たおばさんの集団、頼むから黙っていてほしい。おはやしが近づいてきて、坂道を踊り手が降りてきても、ずっと煩く喋りつづけている。観ろ、聞け! お願いだから、その壊れたスピーカーの音量を落とせ。 傍若無人、厚顔無恥――。 ほんと、品悪く年取った女って……いや、これ以上は言うまい。
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