日記
2016年03月07日(月) 春がくるりゅうの散歩をしていても、セーターの下がじっとりと汗ばみ、ああ、春がきたんだなと、春めいた海を見ながら思う。昨日、テレビのミュージック・フェアを見ていたら、格言コーナーで、鈴木雅之がこう言っていた。 「よく、代表作は何かと訊かれて、こう答える。次に出す曲だと」 けだし、名言だと思う。霧原も常に「次回作が代表作だ」と思うようにしています。 で、編集さんが、「これは霧原さんの代表作になりますよ」と言ってくれた次回作が出ます。 2016年03月10日(木) 『桜の下の螢』発売今日『桜の下の螢』(悦文庫)が発売されます。 霧原版『痴人の愛』をと編集さんに請われて、書かせてもらいました。 2016年03月22日(火) 荒地の恋ちょっと前に、wowowの連続ドラマWで『荒地の恋』をやっていた。戦後の荒地派の詩人である、田村隆一と北村太郎のひとりの女を巡る修羅場的ドラマで、なんだか、ドキドキして見てしまった。 いいセリフがたくさんあった。 「鳥は飛ばなければいけないというその一点で不自由だ」 「あなたといると、ぼんやりと温かいし、彼といるとひんやりと冷たいし。どちらも、気持ちがいいわね」 「発狂した女は美しいが、狂った女は陳腐だ。腐っている。腐った女は醜い」 明日は、早起きして、人間ドックだ。 2016年03月25日(金) 健康でした先日の人間ドックの結果が出ました。拍子抜けするほど、健康でした。 昨年、肺炎を患っているので、念のために肺のCTスキャンもしてもらったのだが、ドクター曰く「肺炎をやると、普通は痕跡が残るものだが、微塵も出ていない。ほんとうにきれいな肺です」 煙草も毎日40本、何十年も吸っているし、肺炎もやっているんだぞ。なのに、「ほんとうにきれいな肺」だなんて。 そんなこと言うと、もっと煙草、吸っちゃうぞ。 血液もさらさらだし、肺活量はいまだ4000ccあるし、握力だって左右40キロあるし、箱から立ち上がることもできるし。 これでは、老いたことを理由にできないですね。 たぶん、90まで生きるんだろうな。父も祖父もそうだから。健康であることに感謝しなくちゃいけないんだろうな。 もう一度、人生のスパンを長くして、考え直さないといけない。 で、28日に新刊が出ます。 http://www.amazon.co.jp/dp/4576160524 2016年03月28日(月) 『艶暦(つやごよみ)』発売今日『艶暦』(二見文庫)が発売されます。 卯月ー小樽の車夫 水無月ー紫陽花とかたつむり 文月ー白い着物の女 梅雨の時期にだけ燃え立つ、弟と義姉の交歓を描いた「紫陽花とかたつむり」。 http://www.amazon.co.jp/dp/4576160524 季節感を生かした短編でもあるので、その月をこうやってタイトルに使っているのだけれど、まるで、作家さんの名前を挙げたのかと、錯覚しそうですね。 先日は、睦月影郎氏の500冊突破記念パーティに出席しました。
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