日記
2011年11月05日(土) 『蜜のしたたる宿』発売本日、『蜜のしたたる宿』が発売されました。霧原にとっては新しい版元です。時代小説でおなじみのコスミック出版が、あらたに官能文庫を創刊することになり、霧原は睦月影郎氏とともに先陣を切ったということです。 この表紙がスゴイです。今までこんな表紙見たことがなかった。青畳に緋襦袢からのぞく女の足で、しかも実写ですから。意気込みが伝わってくる。 内容も、「特選小説」に一年以上かけて連載したもので、醸造期間たっぷりの自信作。ぜひ手にとっていただきたいです。 今月の刊行は、同書以外に月末に二見から書き下ろしの『叔母のくちびる』が出ます。 2011年11月13日(日) 冬の空寒くなってきた。りゅうが夜中に腹へった、相手をしてくれと啼くので、庭に出てドッグフードをやり、少し遊んでやる。寒くなると、りゅうも体毛が伸びて、顔があきらかにふっくらしてくる。狐顔が狸になり、よく言えばヌイグルミみたいにかわいくなる。りゅうの父犬は四国産まれでりゅうも野生が強いから、かわいいと言われたらきっと不本意だろうが。 夜中、相手をしながら空を見あげると、まだ葉っぱをつけたケヤキの枝の間から、煌く星が見える。 冬になると、どうしてこんなに鮮やかに輝いて見えるのだろう? ほんと、冬の星は際立っている。 仕事は一段落つき、今週はゲラを二本あげ、今は廣済堂の書き下ろし。 2011年11月22日(火) 届いた本がいろいろと届いた。一冊目は「特選小説」1月号(綜合図書)で、霧原は「老いらくの恋」という短編を書いています。オシッコいやオムツの話です。 次は「小説NON」12月号(祥伝社)で、霧原は「喪服の女」という短編を書いています。簡単に言うと「葬儀フェチ」をヒロインにした話。 最後が書き下ろしで『叔母のくちびる』(二見文庫)。今回のいしいのりえさんの表紙はなかなかいいです。叔母ものですが、一味違ったものになっていると思います。 打ち合わせで某編集部から近い飲食店に入ったところ、店のご主人が「先生」と私をお呼びになり、なんだか親しみのある顔をなさるので、うん? と思っていたのだけれど、帰り際に編集さんから「ご主人、霧原さんのファンで、読むと勃つと言ってましたよ」って。 というわけで、仕事はひたすら書き下ろし。まだまだ終わらない。
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